ステンレス 円形プレート 40mmを加工しました。
当店ではステンレスの円形プレートを毎日のように加工していますが、ご注文を頂くお客様のジャンルは多岐に渡ります。
今回は個人のお客様よりご用命をいただきました。
以下は今回の製品についての説明になります。
直径は40mmで穴はありません。SUS304 2B板を使用しました。
左から順番に表面、切断面、裏面となっています。
表面・・SUS304 2Bのままです。
切断面・・イージーカット+焼け取りで仕上げています。
裏面・・ベルターで仕上げています。
■イージーカットとは
イージーカットとはイージーカット装置で生成された純度の高い窒素ガス(純度90%以上)を使用したレーザーカットの方法で、板金加工機メーカーのアマダが開発した技術です。レーザー加工機はレーザーカットの際にアシストガスと呼ばれるガスを加工対象の板に吹き付けながらレーザー光を照射して加工を行います。イージーカットはそのアシストガスを上記の方法で生成してレーザーカットの際に使用します。
■焼け取りとは
ステンレスをレーザー加工機でイージーカットした際に板の厚み面(切断面)が黒く酸化してしまいます。
これを焼け取り機と呼ばれる専用の機械と焼け取り液を使用して酸化した部分をきれいに仕上げます。
■ベルターとは
ベルト状のサンドペーパーをモーター駆動で回転させる機械です。
回転するペーパー面に削りたい部分を押し当てて製品を仕上げます。
主に、ブランク工程(板材から製品を切り出す工程)時に発生したバリを取ったり、バフ研磨の際に使用します。
技術的なことにもお答えしていますのでお気軽にお問合せください。